| 初心者によるFX雑感@外国為替 |
この文章は、2007年秋頃に問題視され始めたサブプライムローン問題から、世界金融危機になった以前に書いたものです。
2008/02/21 加筆修正
2007/12/29 加筆修正
2007/12/05 加筆修正
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この文章は、FXをスタートして1ケ月たたずに20万を負けてしまい、その段階でFX初心者に対し何らかの道しるべが必要だと思い立ち書き始めました。 初心者と言ってもFXの用語をある程度理解している方を対象としており、用語の説明や実際の取引での儲け方は書いてありませんが、最後まで読んで頂ければ幸いです。 (1)スタート1ヶ月で20万負けた現実 ■FXはギャンブルである はっきり言って、FXは儲かりません。 と言うか簡単には儲けられません。 FXは元本が保証されていませんので、資金を失ってしまう可能性があると言う意味ではギャンブル です。預けておけば勝手に利子が付く、銀行預金の様な安全なものではありません。 しかしながら、ギャンブルの側面持っているとは言っても、一瞬で資金を失ってしまう競馬やパチンコと違い、株の様に資金が増減するタイプです。( =為替変動によるリスク) そして重要なのが、自分自身で『 勝ち負けを判断できる』と言う事です。 それは買った外国為替が値下がりしても売らずに持ち続けていれば値上がりするかもしれないからです。 ■2つのスタンス いきなり全ての資金を失う事がないFXですが、ご存知の通り2つのスタンスがあり、為替差益を狙う方法とスワップポイントを狙う方法です。 資金の増減が大きいのは為替差益を狙う方法で、単純に『 安く買って高く売る 』、または、その逆で、言わば株式相場の様な取引です 。 スワップポイントを目的として長期的に保有すれば、スワップポイントの総額は相当なものになりますが、『大きな為替変動』をカバーする程のスワップを得るには、相当な期間が必要です。 従って、『大きな為替変動 』に耐えるだけの資金を準備する必要があるのですが、そうなると、資産全体としての利回りは低くなります。 現実には持っているだけで儲けられると言うのは難しく、無理せず持ち続ければ少しは増える と言うのが本当の所です。 この2つを組み合わせて効果的に利益を得るのが理想的ですが、実際に結果を出すのは大変難しいです。 ■スワップポイント スワップポイントとは、外国為替を持ち続ける事により毎日支払われる金利のようなものを言います。 2007年12月現在、日本円で外国為替を買えば全てプラスです。 ただし、保持する通貨ペアによっては 、スワップがマイナス(支払い)の場合もありますので確認が必要 です 。 スワップのみを目的として長期保有する場合は、為替変動に対して十分な対策(資金量の確保と損切り )を行うことによって、日本の銀行に預けるよりも高い利率でスワップを受け取る事ができます。 さらに保有している間に為替が値上 がりすれば、ダブルで儲けることができるのです 。為替が下落しなければ、受け取るスワップ総額は、スワップが高い通貨であれば相当なものになります。 しかし注意が必要で、スワップによって為替変動リスクを回避する事も理論上可能なのですが、スワップが高い通貨は為替変動が大きい通貨がほとんど ですので、資金の余裕なしにスワップポイントのみで リスク回避できる通貨は、実際にはないと言っても過言ではないと思います。 ■レバレッジ 証拠金取引ではレバレッジを掛ける事により、手持ちの資金以上の取引をする事が可能で、手持ちの何倍の取引かを表す値がレバレッジです。上限は業者ごとに決まっており、最大レバレッジと言います。 ■ロスカット レバレッジを掛けると言う事は証拠金を担保に借金して売買しているようなものですから、為替が下落し損益が発生した場合は補填しなければなりません。貴方の口座に余剰資金があれば、その資金で補填されます。 さらに損益がでて担保金以上の損失が出そうな場合は取引を停止されます。その時点で保有している全てのポジションを強制的に清算(ロスカット)されてしまい、 ポジションを保持できるのは証拠金を担保にしているからであり、ポジションの保持を担保している使用証拠金に取引損が食い込んでしまえば、ポジションの保持を担保出来なくなりますからロスカットが行われるのです。 ただし、ロスカットを受けにくい程度のレバレッジ(5倍???)で運用しておけば、ロスカットの憂き目に遭いにくくなり、かなりのスワップを得ることが可能です。 ただし、レバレッジ5倍でもロスカットを受ける可能性はありますし、為替変動による損益は非常に大きいので、危険を回避 する為に自分の運用方針にあわせて、損切り(ストップ)注文を事前にして置くことは必要です。 (2)業者選び ■ギャンブラーの血が騒ぐ 基本的な事が理解できると、取引がしたくてたまらなくなるのは人情です。 実際に取引するには、FX業者を選び、その会社に口座を開設し、証拠金を入金しなければなりませんが、一体どこの業者がいいのでしょうか? FX業者は100社以上あると聞きますが、それぞれ取引条件に違いがあり、初心者にとっては 何がどう違うのか、自分に合った会社はどこなのか、さっぱりわかりません。
各自の資金量や性格、取引を始めてからの経験などにより、いくらでも方針が変わっていくのが普通ですので、それに合わせて業者を変えながら、自分に合った業者を見つけて行けば良いのです。 ベテラントレーダーが薦めているからと言っても、それはその人の能力に基づいた、その人の取引方法に都合が良いだけで、貴方が同じ取引方法で儲ける事が出来る可能性は、ほとんどゼロです。 私の経験上、最初 のFX業者は、 以外にありえません。 ただし、ジャパンネット銀行のJNB−FXはFX業者としては良い条件とは言えません。 それでは何故、条件が良い訳でもなく、ジャパンネット銀行から一銭のお金も貰っていない私が薦めるのでしょうか。
紹介サイトにおいて、ジャパンネット銀行が扱われていないのは何故でしょうか? 理由は簡単です。
(3)レバレッジとロスカットの関係 ■コスト 為替相場には売値と買値があり、その差額をスプレッドと呼びます。スプレッドは各業者によってマチマチなので、少しでも条件の良い所を選ぶのが業者選びの基準の一つになっています。 しかし、スプレッッドが狭くても、取引の際に別途手数料を徴収する業者がありますので、一般的にはスプレッドと往復の手数料を合わせたものをコストと呼んで、実際にはコストが業者選びの基準になります。 ■レバレッジ毎の、実際の証拠金額の違い 1ドル120円、1ポンド240円と仮定した場合に、1万通貨のポジションを持つために必要な証拠金を、レバレッジ別に計算します。 一部の業者では、取り扱っている全ての通貨に一律の証拠金を設定している所もあります。一律5000円の業者でドルを持った場合は約240倍、ポンドなら約480倍のレバレッジになります。
■実際の値動きに対する損益 円建てのポジションがイメージをつかみやすいのですが、例えば米ドル/円ですと、前述の証拠金で100万円以上の価値がある1万ドルを売買できます。 米ドルの場合は1銭単位で相場が変動しますので、1ドル当たり1銭の相場変動があれば、1万ドル持っているので1万倍の10000銭、すなわち100円の損益がある訳です。 ■レバレッジ毎のロスカットへの耐久性 通常、証拠金取引では証拠金を担保にレバレッジを掛けて取引を行うため、担保である証拠金(額)以上の損益が出そうになった場合にロスカットが行われ、全てのポジションが清算されてしまいます。 他に利益が出ているポジションがあっても、口座全体の損益で判断されて清算されてしまうようです。 資金が5万円ある場合での、1万米ドル でのレバレッジ毎の為替変動への耐久性を比較します。
■貧乏人にとってレバレッジは蜘蛛の糸 200倍を超えるようなレバレッジは意味が無いと言う人がいますが、それは資金を潤沢に持っている人の場合であり、資金のない貴方にとっては、上記の通り、レバレッジは為替変動に対する盾となり、貴方を底辺より引き上げてくれる蜘蛛の糸となるです。 (4)ビギナーズラックと損切り ■ビギナーズラック 初心者がぶつかるのがビギナーズラックです。FXの場合は100%必ずぶつかります。 買った為替が短時間で急上昇! 急騰も急落もあるのが相場で、極めて当たり前の事なのですが、初心者は「FXって簡単じゃん!」と根拠のない思いつきトレードへ突入します。 相場の判断として大きなものにテクニカルとファンダメンタルズと材料がありますが、テクニカルは主にチャートの分析、ファンダメンタルズは国の経済の状態、材料は経済指標の発表や要人発言等です。 その3大指標を考慮せずに、「上がりそう」「下がりそう」などと思いつきで取引すれば、ほぼ確実に相場は反対へ動きます。根拠の無い取引が当たった場合、それは単なるビギナーズラックです。 後で説明しますが、相場とはそう言う物と言うか、初心者は相場をそう言う風に見てしまうものです。 ■「 損切りのススメ 」の間違った解釈 順当にビギナーズラックを経験すればデイトレードにはまり、手数料無料も手伝って極めて小さな幅での利益を狙った取引をするようになります。 その結果、少し でも思った方向と違う方向にに動こうものなら、あちらこちらで薦められている「損切りのススメ」を鵜呑みにして、早々に損益を確定してしまい、資本金を減らすと言う悪いパターンにはまるのです。 「損切り」を行えば資本金が減少し、持つ事が出来るポジション数が減少してしまいますので、戦略に大きな支障が出てしまいます。 あせって確定(手仕舞い )しなくても、持ち続けていれば元値まで戻すかもしれませんし、元値まで戻さなくとも少しでも戻せば損益の減少になりますし、もしかすると儲けが出る所まで反発するかもしれないのです! 1000円の負けを繰り返せば5000円負けるのは、あっと言う間です。どうせ5000円負けるのであれば、最初から5000円負けても良い覚悟で挑んだ方がよいでしょう。 そうすれば、元値の近くまで戻す事は結構多いので、そこで損切りしても遅くはないと思います。 あちらこちらで「損切り」が薦められているのは、少しの値動きにとらわれて小額の「損切り」を繰り返すのではなく、じっくり構えて大勢を見極めた上でマイナスが出たならば、その時点で素直に間違いを認めて、値を戻すかもしれないと言う未練を断ち切り、それ以上にズルズルとポジションを保持して損失を拡大しない様、あっさりと「損切り」を行うべきだと言う意味だと思います。 しかしならがら、人間がこう言った事に気付く事が出来るのは、自らの経験でしか気付けません。 非常に残念な事ですが、私がここで忠告しても貴方も間違いなく同じ道 を辿ります。 (5)トレンド 私が初心者が最初に意味を完全に理解しなくてはいけない言葉はトレンドだと思います。 トレンド とは相場全体の流れの事で、小さな変動を繰りかえしながらも結果的には上昇か下降のどちらかへ向かっている事を指し、上昇トレンド、下降トレンドなどと言ったりします。 反対に同じ価格帯で変動を繰り返して、全体として相場が動いていない状態をボックス(レンジ)相場と言います。 トレンドを判断 する上で重要なのが、ビギナーズラックの所で書いた通り、小さな利益(値動き)にとらわれて全体のトレンドを見誤る事がない様にする事です。 相場は、本当に小さな変動を繰り返しながら推移しているのですから、自分の思ったのと違う 方向に、瞬間的に動く事は当たり前で、その瞬間に動いている方向ではなく、その小さな変動を含めた相場全体の流れがトレンドなのです。 (6)結論。デイトレやるなよっと。 トレンドの項でも書きましたが、目先の利益に拘らずに余裕を持って取引した方がいいと思います。 つまりデイトレは、やるなと言う事です。 確かにデイトレは楽しいですし、デイトレで勝てばなお楽しいのですが、基本的な能力がない上に、勉強が嫌いで努力もしない貴方ではデイトレで勝てません。 デイトレで勝てる人は、最初に書いた「 一般的な社会常識 」よりさらに高度な知識を持っている上に、日々勉強を欠かさず、毎朝、日経新聞を隅から隅まで読むような努力家 です。 週刊誌の記事で興味を持った、才能もお金もない貴方の取るべき戦略は、あくまで中長期的な為替差益を狙いつつ、スワップも絡ませながら、資金全体の増加を狙う長期戦 です。 何度も書きますが、 絶対にやってはいけません! せっかくの資金を失うだけです! デイトレで頭に血が昇ってしまい資金を失う事態を、貴方が私の助言によって回避できたのなら、以下のようなメリットがあります。
FXに必勝法はありませんが、負けない様に気をつければ、これ程有利な資産運用はありません。 半年後にポルシェに乗る事よりも、10年後にプールつきの豪邸に住む事を目指した方が、可能性は高いと思います。 最初が肝心です。絶対にデイトレをやらない 事です。何度も何度も書きます。 デイトレは、やるな! 以上!終わり。 ご注意 この文章は確たる証拠も無く書いておりますので、書いてある事が間違っている事も十分にありえます。 全ては自己責任でお願いします。 |